シングルマザー向けキャリア支援「未来への扉」を受講した体験談

あの教室で過ごした時間のことを、10年経った今も、ふと思い出すことがあります。

この記事では私がシングルマザー向けキャリア支援プログラム「未来への扉」に通って感じたこと、今振り返って思うことを書きます。

※確認できた最後の募集は2023年の第9期です。2024年は休止と案内されており、2026年7月現在、その後の募集情報は確認できていません。最新情報は公式サイトをご確認ください。

目次

「未来への扉」ってどんな講座?

シングルマザーの就労を支援してくれるキャリア支援プログラムで、4ヶ月間、隔週のペースで講座がありました。

内容は本当に幅広くて——

  • メンタルの整え方
  • 見た目のお手入れ
  • 仕事の探し方
  • 履歴書・応募書類の書き方
  • ビジネスマナー
  • パソコン教室…などなど。

当時の私はパート勤めで、離婚を機に新しい仕事を探していました。

住む家を探して、仕事を探して、講座に通って、パソコンの勉強をして。

そんな怒涛の時期です。

(この頃、歯を食いしばりすぎて歯が欠けていた話は前回の記事に書きました)

「仕事の探し方」だけじゃなく、メンタルや身だしなみまで含めて面倒を見てくれる講座は、

離婚のことで自分に気を回していなかった私にはありがたい存在でした。

教室には、いろいろな事情のシンママがいた

講座に集まっていたのは、いろいろな事情を抱えたシングルマザーたちでした。

私より年下の人も多くて、小さいお子さんを連れてきている人もいました。

私のように、教育費のために就職したい人。

まだ離婚の争いの最中の人。

そして、収入はあるけれど残業が多くて、子どもとの時間が取れないという人もいました。

そこで教わったのが、貧困には「経済的貧困」と「時間的貧困」があるということ。

仕事をして、残業をして、家に帰れば家事もたまっていて。子どもと向き合う時間が取れず、

自分の余裕もなくなっていく。お金の問題だけじゃないんだと、ハッとさせられました。

講師の先生は「シングルマザーは厳しい道なので、覚悟をもって進んでいってください」とおっしゃっていました。

確かに…、これから厳しい道を進むんだ。やるしかないんだ。と気持ちがギュッとしました。

立派に仕事をしている先輩シングルマザーの話も、何人も聞きました。

話を聞いた人の多くが、思いがけない離婚に戸惑いながらも、

勉強した、資格を取った、大学へ行った、正社員は無理だったから派遣から始めた——。

その姿に、私も頑張ろう、と思ったのを覚えています。

シンママに言われた、忘れられないひとこと

講座の中には、自分の意見を発表する時間もありました。

人前で意見を言うのは、とても緊張します。

毎回ドキドキしながら発言していたのですが、あるとき参加していた方が私にこう言ってくれたんです。

「あなたは時々、とてもすごく心に刺さることを言うね」

驚きました。そして、驚きながらも、すごく嬉しかった。

このひとことは、自信を失いかけていた当時の私に、小さな灯りをつけてくれました。

不採用だった求人と、たくさん用意した就活写真

いいことばかりじゃありません。

ちゃんと失敗談もあります(笑)。

講座で斡旋していた仕事に応募したのですが、結果は不採用。

面接で「希望年収は?」と聞かれて「600万円」と答えたのも、まずかったですね。

当時の私は希望年収の相場感もわからないまま、素直に欲しい金額を口にしてしまいました…

また、「就活の写真にはお金をかけなさい、たくさん作りなさい」と教わって、

写真屋さんでメイクをしてもらいたくさん枚数を注文しました。

……ところが

結局、その後最初に受けた会社に採用が決まって、気合いを入れて作った写真は、ほぼ使わずじまい(笑)。

そんなこともありましたが、自立するバッグを使う、スーツの色は紺色ではない方がいい、

こんなジャケットもいいなど、具体的に教えてもらって転職活動にはとても役に立ちました。

講座を受けて

講座の修了式には、すでに就職が決まって喜び合っている人たちがいました。

そんな人たちを見て、うらやましいやら焦るやら…

どうなるんだろうと不安だったスキルなし45歳の私。

それから一年後、46歳にして、正社員で仕事に就くことができました。

同じシングルの仲間と交流できたことも含めて、「未来への扉」は本当にいい経験だったと思います。

そんな私は今、また働き方を変えようとしているところです。

(それはこちらの記事に書いています)。

年齢を重ねてから働き方を変えるのは、やっぱり勇気がいりますが、

新たな仕事はどんなだろうと、ちょっと楽しみにしているところもあります。

私の受けた講座は現在…

この記事を書くにあたって調べてみたら、2026年7月現在、「未来への扉」は現在の募集は確認できませんでした。

また、「明日に花咲く」というオンライン講座もあるようです。

開催時期や募集状況は年によって変わるようなので、気になる方は公式サイトで最新情報を確認してみてくださいね。

しんぐるまざあず・ふぉーらむ公式ページ

私が思ったこと

私の受けた講座がしばらく開催されていないことを知って思ったことは、

「後回しにしているとそのチャンスはもう来ないかもしれない」と、思いました。

チャンスがある時はしっかり掴めるといいなと思いました。

また、私は市内や近隣の無料の講座を探しました。

お金をかけなくても、探すといろいろあります。

もし今、再就職に向けて一歩を踏み出そうとしている方がいたら、いいチャンスを掴めますように。

支援講座やセミナーは、スキルだけじゃなく「一人じゃない」を受け取れる場所でもあります。

追記:その他の支援

しんぐるまざぁず・ふぉーらむでは、就職支援のほかに、食糧支援やランドセルプレゼント、クリスマスプレゼント

絵本プレゼント、イベント招待などの支援があります。

クリスマスに届いたお菓子とプレゼントは、子どもたちがとても喜んでいて幸せな気持ちになりました。

食糧支援もとてもありがたかったです。

また、メルマガでこのような支援やイベントの案内が届くので、メルマガ登録するのをお勧めします。

合わせて読みたい:離婚後、転職に向けて動き始めた話

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この記事を書いた人

埼玉に住むアラフィフ。2人の娘を育ててきました。2026年に次女が大学を卒業し、長かったシングルマザー生活を卒業しました。

離婚したときは、年収80万円。通帳を開くのが怖い毎日でした。そこから10年かけて、暮らしとお金を少しずつ立て直し、いまは「働き方を選べる」ところまで来ました。

2026年秋には、10年勤めた会社を退職します。これからは自分ファーストで、無理をしすぎない働き方をしていくつもりです。

名前は、好きな街「佐久平」から。緑の中を歩くこと、カフェでのんびりすること、ジムで体を動かすことが好きです。

このブログには、離婚・子育て・仕事・お金・投資、そして退職のリアルな10年を書いています。10年前のわたしと同じ場所にいる人に、少しでも「これならできそう」が届いたらうれしいです。

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